2014/4/10 鈴本演芸場 夜席
仕事終わりで鈴本へ。
鈴本演芸場 4/10 夜席
- 古今亭文菊 「紙入れ」
- 春風亭一朝 「看板のピン」
- 林家正楽 紙切り
- 古今亭菊志ん 「お血脈」
- 春風亭百栄 「マイクパフォーマンス」(新作)
- ホンキートンク 漫才
- 橘屋文左衛門 「目薬」
- アサダ二世 奇術
- 春風亭一之輔 「新聞記事」
文菊師匠は語りも見た目も端正。女性の描写が得意ですね。
一朝師匠は落語を見始めた当初は、地味な噺家だと思っていたけれど、ここにきて個人的な評価が変わってきた。まず、所作が美しい。全体的に綺麗な落語。「看板のピン」は普段聞いているものより、入れごとが少なくすっきり仕上がっていたのが印象に残った。
菊志ん師匠、菊之丞師匠の代演ということでやりにくかったのかな?もっと笑いの多いタイプだと思っていたけれど、ちょっと客席とかみ合っていなかった。
百栄師匠、いまいちでした。
文左衛門師匠、相変わらずのテンションの低さ。でも好きなんだよね。
一之輔師匠、抜擢の後、少し芸が派手になり過ぎた感じがあったが少し落ち着いてきたかな。ちょっとあざとくなり過ぎて残念だったところが改善されてきた感じ。でも、なんで一朝師匠のところに弟子入りしたんだろう。目指しているところが違うように見えるけれど、一之輔師匠の目指すところはどこなんだろうか。例えて言うなら、米朝師匠と枝雀師匠の関係のよう。でも、やっぱり巧いですね。これ以上やったらコントになるという線を越えず、きっちり落語として仕上げてました。
この顔つけはいいね。菊之丞師匠で見たかったかも。